自立支援介護のパイオニア 竹内孝仁先生に学ぶ
自立支援介護の先駆者でもある竹内先生をお招きし、介護のプロとしての職業意識や理論に基づく認知症ケアの重要性を学びました。
竹内先生は整形外科のお医者さまです。
1973年から自立支援介護の先駆けとなる離床運動やオムツはずし運動などを展開され、長年にわたり自立支援介護の理論と実践を介護現場に広げる活動をされています。日本ケアマネジメント学会理事、パワーリハビリテーション研究会会長など多数の委員等を歴任され、現在も「一般社団法人 日本自立支援介護・パワーリハ学会」の理事(顧問)としてご活躍です。
認知症状も軽減、消失させる自立支援介護
竹内先生が指導されている認知症の理論的なケアによって症状を消失させた成果は本当に素晴らしいものでした。認知症ケアに携わる者として、新しい視点を与えられた、とても貴重な学びの時間となりました。
私たちは認知症状についても、少しでも軽減、消失するための学びや努力は惜しみません。
新たな可能性に期待し、改めてアセスメントの重要性やタイプ別ケアの取り組みを学び、実践していきたいと思います。
さらなる「プロフェッショナル」をめざして
自立を妨げる介護する側の都合や不作為等にも注視し、「自分の足で歩く」「食事を口から食べる」「トイレで排泄できる」「記憶できる」…など、当たり前にできることをいつまでも継続できるよう、弊害となるものを見逃さず、さまざまな視点から正しく支援できる介護のプロでありたいと思います。